2010年 09月 03日

LADURÉE


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マリー・アントワネットのおよその身長がわかって、ふとアントワネットを感じさせるものに
触れたくなった私は先日、ラデュレにさっと、ひとりで行ってきました。


銀座店はアントワネットを偲ぶことのできるルイ16世様式の内装です。
アントワネットの愛したグレーがかったパステルカラーのブルーにグリーン。


王妃のプライベートアパルトマンやプチトリアノンを彷彿とさせます。


それに、そう食べたいメニューもあるし!


誰かと一緒の食事やお茶も楽しいけれど、ひとりはまた格別です。


じっくりゆっくりラデュレを味わおうと、やや勇み足で出掛けた私。(気持ちと行動が逆)
その前のスケジュールをこなし、いざラデュレへ!


猛暑の中銀座三越にたどり着き、数メートル手前からラデュレの放つ甘~い香りに迎えられ
優雅さとはかけ離れ(元々... )た状態で、最初案内された席ではなく、写真を撮ることを考え
窓際のひさしのない席を希望。(窓際はそこしか空いていなかった為)

注)他の窓際の席はひさしが掛かっています。


「お客様、かなり暑いお席になります。念の為ご確認をお願い致します」
(なるほどそれで空いている、というか空けていたわけだ)


と、店員さんに促され、座り続けても熱中症にならないか(笑)チェックした後
よし!OK!座席を移す。


そして早速メニューを開きもしないで(食べたかった)注文したその料理とは...


その名もズバリ 「マリー・アントワネット」! です...。



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こちらがそうです。


・かぼちゃのポタージュ
・サラダ
・オムレツ
・ブリオシュとサーモン
・パン


どれもとってもおいしい。 ブリオシュ(甘くない)とサーモンの組み合わせが特に。


ちなみにラデュレ・シャンゼリゼ店とボナパルト店にも 「マリー・アントワネット」 というメニューがあります。
東京のと、内容が違います。



ラデュレ シャンゼリゼ店のメニューより

' Salade Marie-Antoinette ' (サラダ マリー・アントワネット)

Salade sucrine, anchois fumés, chèvre frais, piment d’Espelette, parmesan,
brioche, huile d’olive, jus de citron, vinaigre balsamique

Salade sucrin 甘味の強いメロンの一種
anchois fumés スモークアンチョビ
chèvre frais 新鮮なヤギのチーズ
piment d’Espelette チリペッパー(赤とうがらし)
parmesan パルメザンチーズ
brioche ブリオシュ
huile d’olive オリーブオイル
jus de citron レモンジュース
vinaigre balsamique バルサミコ


と、いった感じのサラダです。



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銀座の「マリー・アントワネットは」飲み物が選べます。
もちろん 「テ・メランジェ・マリー・アントワネット」(笑)を選びましたよ。


なんていい香り。  あ、紅茶にバラが映ってる。なんかうれしい。
 


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当然のことながらデザートもオーダー  大好きな「イスパハン」


食べるのもったいない...なんて、しばらく眺めてそして香りも楽しんで
繊細な味を堪能しました。


今度は夫とここに来て、それから銀座をぶらぶらしたいなと、銀座の交差点を見詰めながらふと思った。
(軽くさわやかに手をつないで。笑)



そしてその後、まだまだ アントワネット・デー は続き...。



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メゾン・デ・ミュゼ・ド・フランス


ここはマリー・アントワネット関連商品(だけではありません)が販売されています。



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何か新しい物がないか物色。 企画展なども覗いてそれから大好きな書籍コーナーへ。
是非とも、というわけではないけど欲しいなと思った本があったので尋ねると、やっぱりな回答。


「パリに在庫確認後、在庫があれば注文して届くまで 2~3ヶ月掛かることがあります」
申し訳なさそうに話す店員さん。 


ほぼひとつの季節が過ぎ去るのを待たなければならない、こんな今の時代に。笑!


Amazon fr. か fnac で注文した方がはるかに精神的にも経済的にもラクだとしみじみ実感...。
でも本によってはここでしか、というものもあって...。



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あっと気付けば閉館時間。 長居しちゃった。 


そんなこんなな、アントワネットデー でした。
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# by pinkfleur | 2010-09-03 14:27
2010年 09月 01日

マリー・アントワネットの身長

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                                             (加工は私)



マリー・アントワネットの身長が判明した、ということだそうです。
なんでも彼女は 1m54cm だったとか。


早く UP したかったけど、 身長計測に参考にしたアントワネットの肖像画というのが
私も写真で持っているのと同じもので、せっかくなので一緒に UP したかったのです。(へへ。)


2010年8月18日付けの読売新聞朝刊の記事をざっくり説明すると


歴史研究家・矢崎勝巳さんという方がアントワネットの肖像画の眼裂幅と手にしていた本の
サイズを計測、上腕骨の長さを割り出し「ピアソン式」にあてはめたところ 1m54cm という
身長になったとのこと。当時の平均より 2cm 高かったそうです。


詳しくはこちら → YOMIURI ONLINE


154cm ということは、私より 8cm 低いんだ。


昔の人(って大雑把!)って小柄だった、とつくづく思ったのは
ずい分前、明治神宮宝物殿で明治天皇皇后の昭憲皇太后の衣裳(着物など)を観た時。
は~、なんて小さい着物なの~!とびっくりしてしまった。 


私は昔の人の衣裳など、着物もドレスも観るのが大好き。


同じ女性として、女性の先輩方はどんな着物やドレスを着ていたのか
とても気になるところなのです。



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                  2008年10月撮影



研究に使われた肖像画。 
最近もこの肖像画を王妃の図書室紹介記事で UP したばかりで、縁があるのかな、うれしいなー。


ちなみにこちらは、王妃のプライベートアパルトマン内に他の肖像画と共に飾られています。


日本に来てほしいな。
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# by pinkfleur | 2010-09-01 23:41 | アントワネット関連・人・事
2010年 08月 04日

王妃の図書室  - La bibliothèque de Marie Antoinette -


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ヴェルサイユ宮殿マリー・アントワネットのプライベートアパルトマン内にある彼女の図書室
アントワネットの胸像が飾られています。  2008年10月訪問


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アントワネットは読書好きではありませんでしたが、本を手にしている姿が描かれています。

他にも王妃が本を手にしている絵はありますが、この作品は一種のプロバガンダといいますか
1785年に起こった 「首飾り事件」 以降、下降線をたどる王妃の人気回復と名誉挽回のために
描かれた非常に政治的な役割の大きい作品です。

作者はおなじみヴィジェ・ルブラン夫人 1788年作 ヴェルサイユ宮殿蔵


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王妃はほぼ正装に近く、画面右端には王家の三つ百合の紋章入りクッションの上に
王冠が描かれていることからも 「フランス王妃」 であることを改めて認識させようとしている一枚です。

そんな王妃の手元に描かれている 「本」 をアントワネットの図書室で見てきました。


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図書室は2部屋あるのですが(どちらも狭い)こちらは小さい方の補助的図書室。
図書室の図書室(笑)って感じでした。


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こちらが本家(笑)図書室
書棚が先のと全然違います。歴史を感じます。


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左端の書棚に注目...


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あっ!開いた!これはなんちゃって本棚だったのね!
ヴェルサイユ宮殿はこういう仕掛けが多くてびっくりしちゃいます。
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# by pinkfleur | 2010-08-04 23:58 | 王妃のプライベートアパルトマン
2010年 07月 29日

お気に入りの・・・


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私の本棚 マリー・アントワネットやヴェルサイユ関連図録の 一部 です。

この中に一昨年秋、ヴェルサイユ宮殿の本屋の店員と ケンカ してゲットした
とっても貴重な一冊があります。


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それは...

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......

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こちらです。 「王妃の趣味」 大好きな一冊 とても 大切な一冊 でもあります♪  



どういう経緯だったかというと、

朝いちで宮殿内の「お気に入り書店」で「気に入った」図録などを発見。

だけど最初に本を買って重たい思いをしながら観光するのは大変。

帰る前に買おうと決めました。(在庫もたくさんだったし)



もちろん、書店で「閉店」時間を「しっかり」確認することも忘れずに...。

本屋が閉店してもまだ庭園はオープンしているな...。 心の中でニヤリ。

本を買っても最後の最後にまた庭園を散歩できる...。



と、宮殿で一日たっぷり過ごした私は、目を付けていた数冊の図録等を

買って帰るべく、その書店に急いで向かっていました。

方向音痴な私はウロウロ迷い、半ば血眼(笑)になりながらもお店に到着。

確か閉店時間10分前を切ってはいましたが、ああ、なんとか間に合った...と

思ったのも束の間、いやな予感...。

「えっ?閉まってる?」

無情にも閉店10分前なのにドアがクローズしているではありませんか! 
ムンクの叫びさながら凍りつく私...。

なぜ...?

私の前にドアを開けて店員とやりとりしていた女性は諦めたのか中には入らず。

私もドアを開けようとしたけど、鍵がかかっていて開かない!

思い切ってドアをドンドン、と叩くと「案の定」ムッとした顔の女性店員が現れる。

店内はお客でいっぱい。

私 「まだ閉店時間じゃないですよね?買いたい本があるから入れて下さい。」

と、低姿勢でお願いしてみる。

店員 「ノン!」と睨みながらキレながら何やらまくしたてながらバタンとドアを閉める。

出た~ これか~ 聞きしにまさる悪態...

こっちは低姿勢でお願いしているのに、これが通じないのですよね~

人によりますがね!

もう一度さらに激しくドアをドンドンドン!と叩く。

ドアを開ける店員(一応は開けるんだね) またあんたか、といわんばかりの表情。

店員 「ダメ!もう閉めた」 と、やはりキレまくって何やらまくしたてている。

こんな最初からただひたすら怒ってわめきちらすアホ相手に

低姿勢のままでいる必要なんてあるのかしら?(笑)

 
私こんなことで引き下がるわけにはいかなーーーい!

ギリギリ閉店時間前じゃないかーーー!

明後日は帰国日、明日はヴェルサイユ休みじゃーん!

今日しかないんじゃーーーい!


私 「ハ~ッ?まだ閉店時間じゃないですよね?私明日日本に帰る(ウソだけど)から、今日が最後なのよ!」(今日しかないからやっぱりホント)

どさくさにまぎれて、フランス語と英語のチャンポン!通じりゃいい!
 
店員、鬼瓦顔プラス、そんなことあたし知るか、みたいな表情。

「買う本決めてるから!」

と、ここで店員の心が揺れたようで、相変わらずキレまくってケンカごしだったけど

店員 「どれやっ?!」

私 「あれやっ!!」

と、ちょうど目線の先の棚の一番上にあった、買うつもりでいたこの図録を指差した。

すると店員あっさり 「じゃ、入って・・・」 ブスッとしたままだったけど。

へっ...と、肩透かしを食う私...。

いや、ホントにね、店員大声でどなってくるしね

やっぱりすごいなフランス人って、ある意味感心してたところでしたし。

ま、いいや、入れてくれたし...と、まずはこの棚の一番上にある図録から。

脚立に登り一番手前の本立てに立ててあった見本の一冊を手に取る。

本当はその奥の新しいのが欲しかったけど届かなかったしね。

それからその他の決めていた図録や本たちを手に持ちレジへ。

そこへさっきの店員がやって来て 「新しいのがあるから」 と言って

見本で諦めていたこの図録を私の手から取り、脚立に登り

パンツからシャツがはみ出しながら体を伸ばし必死になって

新しい一冊を取って、私に渡してくれたのである!

どうやら私の行動を見ていたようで(笑)、私の訴えていることが本当だと

少しはかわいそうだと思ってくれたのだろうか・・・。

ええとこあるやん!フランス人!

大嫌いから大好きに転じた瞬間(笑)。

とにかく彼女に感謝。うれしかった!

Merci beaucoup !

連日通い続けたヴェルサイユ、トイレお姉さんとあなたの顔は今も忘れてないわ~!(笑)

よーやっと手に入れた本たちを手に私は再び庭園に戻り

残りわずかなヴェルサイユでの時間を楽しんだのでした♪



てことで、中身はこんな感じです。
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こちらはプチトリアノンに飾ってありますね♪


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マリー・テレーズとルイ・シャルル(ルイ17世)の肖像...。

彼らのその後の人生を考えると...。切なくなります。


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教訓 フランスで「閉店」時間は店員が「帰る」時間...だね。
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# by pinkfleur | 2010-07-29 23:50 | アントワネットコレクション
2010年 07月 24日

プチトリアノンでの夕食会


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プチトリアノン 2008年秋撮影



フランス革命勃発のほぼ一年前の今日、1788年7月24日木曜日
プチ・トリアノンで開かれた夕食会のメニューを紹介します。



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プチトリアノン 大食堂の間



The Old Foodie さんというオーストラリア在住イギリス人の方のブログで
このメニューを知ることができました。



いろいろ調べていくうちに、ゴンクール兄弟(ジュールの方)が
" Deux repas royaux " (王家の2つの食事)と題して
「ルイ15世」と「マリー・アントワネット」のメニューを紹介しているものだと判りました。



私が訳したもの(古典料理で訳しきれなかったものもありますが)ですが
今日、プチトリアノンで王妃が囲んだテーブルを彩り飾った料理の数々を
どうぞお楽しみ下さい。



Bon appétit !



QUATRE POTAGES スープ4点 

・Le riz  お米入り
・Le Scheiber  これが何かわかりませんでした。現代では人の名前(苗字)のようですが。 
・Les croutons aux laitues  クルトンとレタス
・Les croutons unis pour Madame  クルトン・ユニ マダムのために
 ↑ こちらもよくわかりませんでしたが、unis は音楽のユニゾン(全員一斉に)
という言葉があるので、たくさんのクルトン(笑)
ということで、クルトンたっぷりスープ、と勝手に思っています。

そしてマダム、ということはここで一番偉い人(他に誰がおるねん??)を指すはずですので
女主のアントワネットへのメニューだと思われます。

スープのクルトン、好きです。
アントワネットも好きだったのかな~。だとしたらうれしい♪




DEUX GRANDES ENTRÉES アントレ大2点

・La pièce de bœuf aux choux  牛とキャベツの煮込み
・La longe de veau à la broche  仔牛の腰肉串焼き




SEIZE ENTRÉES アントレ16点

・Les pâtés à l'espagnol  スペイン風パテ
・Les côtelettes de mouton grillées  仔羊の骨付き背肉のグリル
・Les hatelets de lapereaux  仔兎の飾り串焼き
・Les ailes de poulardes à la maréchale  雌鶏の手羽ア・ラ・マレシャル
・Les abatis de dindon au consommé  雄七面鳥のガラ(臓物や頭・脚から煮た)のコンソメ
・Les carrés de mouton piqués à la chicorée  羊の骨付背肉チコリ刺し
・Le dindon poele à la ravigote  雄七面鳥のポワレ ラビゴートゥソース
・Le ris de veau au papillote  リ・ド・ヴォー(仔牛の胸腺肉)紙包み焼き
(焼き上がり時包みが大きく膨らむ)← これおいしそう!

・La tête de veau sauce pointue  仔牛の頭 ソース・ポアンチェ
・Les poulets à la tartare  若鶏のア・ラ・タルタル(タルタルソース)
・Le cochon de lait à la broche  仔豚(乳飲み豚)の串焼き
・La poule de Caux au consommé  コウ産雄鶏のコンソメ
・Le caneton de Rouen à l'orange  ルーアンの仔鴨オレンジ煮
(ドミグラスソースで蒸し煮した仔鴨にオレンジ果汁、ゆがいたオレンジとレモンの皮の千切りを入 れたドミグラスソースをかけ、皮をむいたオレンジの身を周りに飾った料理)
 
・Les filets de poularde en casserole au riz  若雌鶏のささみと米煮込み
・Le poulet froid  冷製若鶏
・La blanquette de poularde aux concombres  若雌鶏のブランケット、きゅうり添え




QUATRE HORS-D'ŒUVRE 前菜4点

・Les filets de lapereaux  仔兎のフィレ肉
・Le carré de veau à la broche  仔牛の骨付き背肉串焼き
・Le jarret de veau au consommé  仔牛のすね肉のコンソメ
・Le dindonneau froid  冷製仔七面鳥




SIX PLATS DE ROTS 焼き物6点

・Les poulets  若鶏
・Le chapon pané  去勢鶏の衣つけ
・Le levraut  仔野兎
・Le dindonneau  仔七面鳥
・Les perdreaux  しゃこ
(いや~しゃこ食べてたんだね...。私の父が結構好きで子供の頃よく食べさせられました。笑)
・Les lapereaux  仔兎




SEIZE PETITS ENTREMETS アントルメ16点

残念ながらアントルメのメニューが載っていなくてわからず・・・です。



それにしてもどれもこれもおいしそう~。 あ、牛の頭とかはあかん・・・。
でもあんまり分ける意味がないようなラインナップだね。(苦笑)
量はそれぞれ違っていたんだろうけどね。



アントワネットは何を食べたんだろう。



The Old Foodie さんは、ルーアンの鴨の胸肉は大きいので
王妃には立派なものが提供されたはず、と書いておられます。



鶏肉が好きだったから、やっぱり「鶏」かな。
でも私は今日「豚」を食べたよ。



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アントワネットの時代のものに修復・復元された台所   2008年秋撮影♪



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料理人たちが腕をふるってたんだね~。



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大食堂の間

ここでこの夕食が取られたんだろうな~。



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同じく大食堂の間のシャンデリア

ごっそさんでした!(メニュー見ただけで満腹!笑)
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# by pinkfleur | 2010-07-24 19:30 | マリーアントワネットの離宮
2010年 07月 14日

Le Quatorze Juillet 

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7月14日 フランスでは国民の祝日 
ルイ・ヴィトンも三色旗でお祝い。 真ん中ちゃんと V になってる!(笑) オシャレ! 

昨年2009年7月14日パリにて。



今から211年前の今日、1789年7月14日
フランス、パリのバスティーユ監獄がフランス市民軍によって襲撃されました。
いわゆる フランス革命勃発 の日です。



この日のことを日本ではパリ祭といったりするようですが
フランス人に 「今日はパリ祭ですね。」
なんて言っても 「はぁ?なんでっかそれ」 ってなります。



Le Quatorze Juillet 

quatorze は14 juillet は7月

ということで単に7月14日と、この日のことを呼ぶそうです。



昨年夏のイタリア・フランス旅行中、せっかくなので7月14日を
パリで過ごそうということになり、帰国日を変更、
旅のシメにシャンゼリゼの軍事パレードを観て帰ることにしました。



革命記念日にパリで過ごしてみたかったけど、
私にとってはちょっと複雑(笑)だったりして避けてました。(笑)



前日13日の夜、フランス革命関連番組がTVで放送されていました。



本当なら喜んでまばたきするのも惜しみながら
TVにかじりついていたところですが



明日のパリ最後の一日を、元気にめいっぱい楽しむために
早く休まないといけないと思いながらベッドに横になり
何より長旅の疲れが溜まっていた私は
うつらうつら、半分白眼を向いて(笑)観ていました。



その番組は、バスティーユ襲撃やルイ16世、
マリー・アントワネットの処刑の模様を描いた絵に
ギロチンの歯の落下する音とその後を想像させる衝撃音を
かぶせた映像を、ナレーションと共に延々繰り返し放送していました。



高揚感から眠りの浅かった私は、
TVから聴こえてくる恐ろしいギロチン落下音と衝撃音に起こされ
さらに画面に映ったマリー・アントワネットの肖像画に
さすがの私も(真夜中・夫爆睡中)恐怖を感じてしまいました。(笑)
ごめんね、マリー・アントワネット!
何せ怖がりなもので。(笑)



結局翌朝少々寝坊した私たちは、それでもしっかり朝食を採り
ホテルに荷物を預け、いざ シャンゼリゼ へ!



案の定すいすい、シャンゼリゼに行けるわけもなく(警官やバリケードだらけ)
シャンゼリゼから確か1本入った道を、ふてくされ気味で歩いていると
なんとサルコジ大統領を乗せた車がやって来たではあ~りませんか!
(チャーリー浜風に・古!笑)
(プレジドン・サルコジの別荘はヴェルサイユ、そして住居はエリゼ宮・・・ええな~)



私たちの真横を、窓を開け、笑顔で手を振りながら通り過ぎるプレジドン・サルコジ。



ちょっとお疲れのようでした。 ま、我々も疲れてたけどね。 
だけど旅の記念に、パレード(含むプレジドン・サルコジ)見たさ、
体力振り絞って帰国日変更したわけさ。



フランス大統領がシャンゼリゼを通るところは見れなかったけれど
その後のパレードは存分に楽しめました。



以下、昨年2009年の写真です。


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世の中につまらない景観などありませんわね。 こういう凱旋門もいかが?


この旅行では毎日毎日、凱旋門をこの角度から見て
一日の始めと終わりを過ごしておりましたので、ことのほか愛着が湧きました。


こうして写真を見ているとなぜか凱旋門に

元気ですかー!ダー!

と聞いてみたくなるほど 「愛しい」 眺めでございます。


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軍機も誇らしげに、そしてあっという間に飛んでいきました。


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次から次へと・・・ とてもカッコよかった。


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フランスは軍事国家であることを再認識。


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夫はテンション上がっておりました。


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祝典が終わりパーティー会場のエリゼ宮に皆様行ってしまった後のコンコルド広場


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舞台裏を見れて大・満・足!


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我が日本国の車


大使をエリゼ宮に送り届けた後のようです。


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運転手さんカメラ目線です。


シャルル・ドゴール空港から、まさしく飛行機に乗る寸前
エッフェル塔の花火が夜空を彩っているのを観ることができました。



ああ、最後の最後にプレゼント・・・。(誰から?) うる。



この目に焼きつけるぞ!とあえて写真は撮らず・・・。



今でもあの花火の美しさは ハッキリ 残っています・・・。



私たちの前に並んでいたフランス人親子に
「マダム」と言って窓の方を指差しましたら
子供が花火を観ながら 
「オー キャトーズ ジュイエ~!」 と叫んでいました。


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夕方のコンコルド広場からシャンゼリゼ、凱旋門への道。



パリで一番美しい景色かもしれません。
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# by pinkfleur | 2010-07-14 23:20 | パリ
2010年 07月 09日

中世美術館 - Musée national du Moyen Âge -


あ!昨年の今頃はパリだった! 

んじゃ今日と同じ日、どこにいたのかなと写真のデータをチェックしたところ

ここにいましたわ。

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中世美術館  - Musée national du Moyen Âge Thermes et hôtel de Cluny -


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美術館はブルゴーニュのクリュニュー修道会・修道院長の別邸として14世紀に建てられたもの。

ゴシック後期とルネサンス期の建築が合わさった美しい建造物。

15世紀に再建されて現在の形になりましたとさ。


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この時の旅行はローマからパリ入りしました。


ローマの遺跡を見て来た私達にとって(特に私は)もううんざり!

風呂場跡が何でそんなに騒がれるわけ??  

古代ローマ人が優秀だったとか、一体いつの話やねん。 

今はどないなん??



それはさておき、ここに来た目的は・・・。



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人間の五感をテーマにした6枚の連作からなるタピスリー 


「貴婦人と一角獣 - La Dame à la licorne -」 を観るため!


こちらはその中の 味覚


貴婦人が、侍女の持つ杯からドラジェ(お菓子)をつまんでいます。



15世紀、パリでデザインされフランドルで織られたこのタピスリーは
 
19世紀、小説家プロスペル・メリメ (著作カルメンなど・彼は文化財保護技監として

歴史的建造物や遺跡などを調査・修復した) によって発見され

作家ジョルジュ・サンドが自身作「魔の沼」の中で

このタピスリーを賞賛したことから、一躍有名になりました。



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聴覚


貴婦人がオルガンを弾き、動物たちがその音色に酔いしれています。



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こちらは 視覚


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一角獣が貴婦人の膝に前脚を掛け、彼女が持つ鏡に映る自分自身を覗いています。

貴婦人はえらいブサイク(なんで?)に見えるんですが、一角獣の愛らしいこと!



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嗅覚


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花輪を持つ貴婦人がメッセージを放っているわけではなく


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左端のこの猿ですわ、主人公は。 猿が花の匂いを嗅いでいます。


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せっかくなのでライオンくんもアップでよろしく。



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触角


貴婦人が右手で旗を持ち、左手で一角獣の角に触れています。



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そして最後の6枚目 - A mon seul désir -  我が唯一の望みに


テーマが明確でなく謎が多いとされています。


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他の5枚のタピスリーで貴婦人は首飾りを着けています。

ここでは貴婦人が首飾りを手にしているため、

首飾りを着けようとしているのか、宝石箱にしまおうとしているのかわかりません。

ということから、このタピスリーが物語の最初なのか終わりなのか

と言われていますが、どちらなのでしょうか。


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人間の基本の五感にプラス欲望、という見方もできます。

désir を欲望と訳すか望みと訳すか・・・。



これらのタピスリーは、当時の有力者ジャン・ル・ヴィストが娘の結婚祝いに織らせ、

「愛」を意味しているというエピソードも残っています。



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パリ左岸カルティエ・ラタンもまた趣きのある界隈です。


右岸をウロウロすることの多い私ですが、もちろん左岸の雰囲気も大好きです。




中世美術館

Musée national du Moyen Âge
Thermes et hôtel de Cluny

6, place Paul Painlevé 75005 Paris
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# by pinkfleur | 2010-07-09 23:40 | パリ
2010年 06月 24日

フランス語


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愛読誌 OVNI パリで発行されている日本語のニュースペーパー

フランスの政治・社会のニュースや文化情報などが掲載されていて、なかなか面白い♪




なぜフランス語を勉強しているの?と、よく訊かれる。




フランス語学校の先生(先生は全員フランス人)に訊かれて



「フランスの歴史、特にフランス革命に興味がある。」と答えると、
ほとんどの先生の目は一瞬キラッと輝き、
満面の笑みで「へえー!そうなの!」と返ってくる。



だけどその後「マリー・アントワネットに興味がある」と答えると反応は様々(笑)。
ベルサイユのばらを知ってる?って(フランス人に)教えられたり(笑)。



学校仲間たちの理由も様々。



仏系企業勤務のAさんは「フランス人たちが何をしゃべっているのか聴きたいし、
文句の一つでも言ってやろうと思って」


・・・・・ な、なるほど!



医学生のBちゃんは、「フランス語を話したかったから。大学でも第二で選択してるし。」


なるほど。いろいろなことに興味を持ってやりたいことをやるのが一番よね。



他に料理修業でフランスに行くという人や、カメラマンもいた。(すでに渡仏しちゃいました)



欧州某国大使館勤務のCさんは、その国の言語ではなく
フランス語を勉強する理由は、英語以上にフランス語が要求されるとのこと。
確かに世界の上流社会ではフランス語は必須。
晩餐会でもフランス料理が正式ディナーだもんね。



このCさん、プライベートでご一緒したことがあるんだけど、まあよく気がつく人で親切。

博識で会話も楽しく、また慇懃無礼なこともなくとっても謙虚。
美人な才女というか才色兼備とはこういう人のことをいうのだなと、
彼女を通して「日本人女性」のすばらしさが
そこの国に伝わっていると思うとうれしい。
私は彼女のファンなのであります。




フランス語に戻りますが、勉強する理由として最も多いのは
「フランスが好き。フランスで少しでもフランス語でしゃべりたいし理解したい。」
もちろん私もそう。



前述の「マリー・アントワネットやフランス革命に興味がある」
というのは動機となったわけだけど



もっと突っ込んだ理由は



マリー・アントワネットがフランス語を話していたから。



彼女が話していた言語、フランス語を話したいと思った。
フランス語とはどういう言葉なのか、どう話していたのかを知りたくなった。



さらに


①マリー・アントワネットに関する書籍や資料をフランス語のまま読みたいから。
 (日本語の資料が少ない)



②今も実行してるけど、フランスを訪れて彼女の足跡や縁の地(史跡)を訪ね
そこにある説明書きを読んだり、また人に質問してやりとりに困らないように。



①に関しては、難しいものもあるしスイスイとはいかないけれど、
辞書があればなんとか、というものもあって手応えを感じられるようになってきた。



②の説明書きはそもそも人が読むのにわかりやすく端的に書かれているものが多く
史実を知っていれば理解できるものが多い。のでこれもクリアー。



だけど、本当の本当の理由は(まだあるんかいな)・・・



マリー・アントワネットの遺書を原文そのまま、一文字、一語たりとも漏らさず読みたいから。



和訳されたものは何度となく読んでいるので内容はいやというほど知っている。



だけどそれは誰かが訳したものであって、彼女の言葉ではない。
自分で訳したって、訳せた自己満足しか残らない。



私はフランス語で理解したい。



マリー・アントワネット展で遺書の現物を前に、そこに彼女の涙の跡を見て
なんともいえない気持ちで胸がいっぱいになった。



今までコピーを見ても何も心に響かなかった。 
涙の跡も紙の汚れもコピーでしかなかった。



最期の最期にしたためたその紙きれに
訳さないでフランス語でしっかり読みますから、と誓ったのでした。



でもまだしっかり読む勇気がないのよね・・・。




フランス語は難しい。だから楽しい。



語学は数か月でマスターできるようなものじゃない。
いきなり会話を始めても長続きしない。
この単語何?って辞書を引いても載っていない。
動詞の活用だったりする。



近道なんてない。
文法の基本のキから勉強しないとダメ。
時間はかかっても結局それが近道だったりする。



いや、語学習得に近道はなし。(どっちやねん)



今のところ、目的を同じとした「同士」に会ったことはないけれど
学校では「フランス語」が好きという「同士」がたくさんいる。
その方々との交流もいい刺激になっています。
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# by pinkfleur | 2010-06-24 23:58
2010年 06月 23日

王妃のボンボン


ヴェルサイユに行ったらみなさんは何をお土産に選ばれますか♪

いろいろたくさんありますが私が好きなのは・・・


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ヴェルサイユの果樹園で作られているリンゴのボンボン(キャンディ)です♪

これめちゃんこおいしい~♪ 

昨年二袋購入、一袋はあっという間に食べちゃいましたが、あと一袋は冷蔵庫に保管中~♪



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1678年 ルイ14世がヴェルサイユに王室菜園を建設。

珍しくて希少性のある果物などを栽培していたそうです。



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ほどよい甘酸っぱさ♪ 

外側は普通のキャンディー、中からとろーり、ピュレが出てきておいしさ倍増です♪



「あめちゃん」に目がないあめちゃん大王(笑)の甥っ子、一粒口に入れた途端

「おいしい!」と、目を輝かせ「もう一個ちょうだい」とねだる彼。

妹の見ていないスキに「たまにはええやんな~、ほれ!」とボンボンを渡しつつ、

やっぱり教育上よくないという気持ち半分、このままではなくなってしまうという危機感半分から

「あともう一個!」と、まだまだねだり続ける「あめちゃん大王様」に

「あとは明日!」と言いきかせた私なのでした。



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€4.20 なり♪ お土産にいかがですか♪
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# by pinkfleur | 2010-06-23 23:40 | アントワネットコレクション
2010年 06月 10日

ミタウ宮殿



1799年の今日6月10日
革命後唯一生き延びたマリー・アントワネットとルイ16世の忘れ形見、マリー・テレーズが
従兄のアングレーム公と、クールラント(現ラトヴィア共和国)のミタウにて結婚式を挙げました。


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結婚式を挙げたミタウ宮殿   亡命中のブルボン王家一家は1798年から1780年までここで暮らしました。
(現在はラトヴィア農業大学が使用)



1799年5月、マリー・テレーズは従兄ルイ・アントワーヌ・アングレームとの結婚のため
ウィーンを発ち、ミタウに向かいました。


従兄アングレーム公とは、ルイ16世の末弟アルトワ伯の長男です。


ロシア皇帝パーヴェル1世の厚意により、ルイ16世の弟たち一家はミタウ宮殿で
暮らしていました。


ミタウの地で彼女を待っていたのは懐かしいブルボン家の人々、亡命中の貴族たち。
彼等と涙の再会を果たします。


叔父のルイ18世(プロヴァンス伯)とはヴァレンヌへの逃亡時チュイルリー宮殿で
別れてから8年ぶり。
アルトワ伯(後のシャルル10世)や婚約者で従兄のアングレーム公とは
革命勃発時以来10年ぶりの再会となりました。


そして最も彼女との対面を願い続け、この日を待ち焦がれていた人はおそらく、
ルイ16世の最期の証人エッジウォルト神父だったのでは、と思います。


ルイ16世の聴聞司祭となったエッジウォルト神父は、タンプル塔から処刑場まで
ルイ16世に付き添い、断頭台の下で彼の最期を見届けました。


エッジウォルト神父はマリー・テレーズを前に涙にくれ、言葉になりませんでした。
父王の最期を聴いたマリー・テレーズはどういう気持ちだったのでしょう。
新たな悲しみと同時に憎しみも増幅したかもしれません。
けれども安堵の気持ちも生まれたのでは・・・と思います。
それは、もうこれ以上悲しい事実を聞かされることはないからです。


タンプル塔で過ごしたルイ16世一家のうち、マリー・テレーズだけが
生き残ることができたのです。


恐怖政治が終わったあと、彼女を待っていたのは母、叔母エリザベト、弟の死でした。
それぞれの最期を知り、あとは父王の死を間近で見たエッジウォルト神父から
話を聴くだけでした。



エッジウォルト神父はマリー・テレーズの結婚式の介添えを努めました。
新郎新婦はもちろん、この場にいたすべての人が感無量だったことでしょう。


結婚式当日パーヴェル1世から贈られたダイヤモンドの首飾りを着けた
マリー・テレーズは美しかったに違いありません。



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マリー・テレーズ17歳頃  Heinrich Friedrich Füger 作  1795年 


父、母、弟が装飾されたカメオを身に付けています。
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# by pinkfleur | 2010-06-10 23:46 | アントワネット関連・人・事