ヴェルサイユの花 ~Fleur de Versailles~                         

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2009年 11月 15日

ウジェニー皇后  - L'impératrice Eugénie -


ルーブル宮殿(美術館)内、ナポレオン3世の大食堂の間です。

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ナポレオン3世妃、ウジェニー皇后。なんとこの方 94歳 の大往生を遂げた方なのです。
1826年5月5日生-1920年7月11日没 1920年・・・というと、私が生まれたのと同じ20世紀を過ごしています・・・。親しみが沸きます。


ウジェニー皇后は、美しく、才気に溢れ、社交的で気さくな人柄が好かれ、宮廷は明るく華やかだったようです。このチャーミングな肖像画からも想像できますね。


かのオーストリアのエリザベート皇后も美人で「美」に大変こだわった人ですが、世界中の美女の写真を集めるのが趣味で、当然ウジェニー皇后のも持っていました。昨年、ウィーンの王宮(ホーフブルグ宮)で、コレクションのコピーを見てきました。


この王宮は、エリザベート一色と言っても過言ではなく、名前を エリザベート宮殿 と変えた方がいいくらいです(笑)


私は神経質そうなエリザベートさんより、ウジェニーさんの方が好きです。
彼女たちの写真をいくつか見ましたが、肖像画とほぼ相違なし!うーん、ホントに美人。ウジェニーはかわいいという形容詞がぴったりです。
美しいので逆に、その美しさを伝えきれるか、画家の技量がかなり問われたことでしょうね。写真と比べられてしまうし・・・。
いろんな意味で、美人は罪・・・です。


ウジェニー(・・・しまいに呼び捨て)は、マリー・アントワネットが好きで、彼女の家具や調度品の収集家としても有名です。
ウジェニーは、マリー・アントワネット展を開いています。
今日、目にすることができるマリー・アントワネットの遺品は、少しは彼女のおかげかもしれませんね。

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ウジェニー皇后のクラウンです。490粒のダイヤモンドと56コのエメラルド が使われています。
↑ 肖像画の右手がクラウンにそっと、添えられていますが、それがこちらのクラウン・・・っぽいですね。

ルーブル美術館「アポロンのギャラリー」で見ることができます。
ただ、展示内容は変わっていることがあります。ご注意下さい。

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テュイルリー宮殿フロール館 " Pavillon de Flore "

リシュリュー翼から向かいのドゥノン翼・・・ではなく私が見ているのは、右端のパヴィヨン・ドゥ・フロール館。
ここはテュイルリー宮殿の一部でしたが、一度焼失し、再建されました。マリー・ワントワネットの娘、マリー・テレーズの住居だった館です。

にょきっとエッフェル塔が見えますね・・・今気づきました(笑)現在ならではの風景です。


ナポレオン3世の居室 リシュリュー翼2階
アポロンのギャラリー ドゥノン翼2階 東端 
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by pinkfleur | 2009-11-15 19:03
2009年 11月 09日

モンサンミッシェル 2  - Mont Saint Michel -


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修道院西側テラスよりの眺め


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修道院ではミサを少しだけ見学しました。


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曇天だったけど、それはそれでまたよし。


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ガブリエル塔 Tour Gabriel


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ラ・メルヴェイユ La merveille


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真ん中よりぐっと下にカモメがいます。


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休憩するでもなく


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好きなように飛んでます。


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パノラマな景色を仰げてホントに気持ちよかった~。


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前日のモンサンミッシェル行きのバスの運転手さんは親切なおじさんで、私たちがサンマロに行きたいと言うと、時間を調べ
てくれました。ポントルソンでバスを乗り換えて~時間は何時何分で~、とついでに時刻表もくれました。
曜日によって時間が変わるので要注意です!そしてモンサンミッシェルの夜のお薦めお散歩コースも教えてくれました。

夜の島内は神秘的・・・おじさんイチおしの浜辺を散歩していると、パトロール隊があちこちパトロールしていて、とっても安心。

フランス人の友人Louis(仮名)くんも、泊まるならロマンチックな島内を勧める、って言ってたけど当の本人はモンサンミッシ
ェル(以下 MST と略します)はまだ行ったことないって・・・?!
心残りなのは、対岸からMSTを望むことができなかったこと。そもそも夜MST着ってどうよ???

パリですでに、オムレツを食べて大失敗している(食べながら、途中で生クリームとかが出てくるのか?真ん中はトロトロな
のか?と思っていたら食べ終わってしまった・・・笑)。なので、同じようなものだと勝手に決めつけ、いずれにせよただの卵
焼きに数十ユーロは出すまいと、決め込んで乗り込んだモンサンミッシェルでの夕食は、Louisくんお勧めのプレサレ(L'A
gneau Pré-sélé)をチョイス。プレサレとは、海辺の塩分を含んだ草を食べて育った羊(アニョー)のことで、潮の風味と柔
らかさが特徴。あと、魚のスープと生牡蠣、最後のデセールでもう満腹、大満足!

私はスープが大好き。マルセイユでブイヤベースを食して、最初は「ん?なんだこの味・・・しょっぱい?」みたいな感じだった
けど、それ以降なぜか魚系・・・にハマり、パリでもどこでも、あれば必ず注文し、今も家で「ブイヤベース」もどき(笑)をせっ
せせっせと作っています。

Louisくんに言わせれば、あらなど捨てていた部分で作られたもの、それが高すぎる、とフランス人らしいやや皮肉っぽい弁。
でも事実。その「魚の頭」を、私はどうも見るのもさわるのも苦手で、サングラスとゴム手袋といういでたちで、料理してました
が、頭をさわるプレッシャーと、いちいちあれこれ面倒なので、頭を使うのはやめました!

短い滞在(夜到着、翌日昼過ぎ出発)、狭い参道にびっしりな人の群れ・・・しかもLouis くんの言葉を借りれば、日本の温
泉街のように観光地化してしまっているMSTだったけど、バスに乗って遠ざかるMSTを見ていると、やっぱり寂しい気持ち
で胸がいっぱいになりました。

日が沈んでからの景色、静かなゆったりした時間を、もうちょっと味わっていたかったかな・・・と今振り返ってもそう思います。


この後、夫と私はポントルソンでバスを乗り換え、サンマロへ向かったのでした。
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by pinkfleur | 2009-11-09 16:03 | モンサンミッシェル
2009年 11月 09日

モンサンミッシェル 1  - Mont Saint Michel -

今年2009年7月 イタリア、バチカン市国 そしておなじみフランスを旅しました。
モンサンミッシェル・・・せっかくなので行ってみようと、そして日帰りだと大変過ぎるので、ホテル1泊とTGVを予約して行ってきました。

毎回、手配は私の役目です。 
パソコンで、飛行機、ホテル、TGV・・・美術館、コンサートのチケット、その他諸々・・・を手配しますが、楽しんでやっています。
でもホテルやアパルトマンはホントに星の数ほどあるので、悩みます。

パリからレンヌまでTGV で。レンヌの街を観光し、夕方のバスでモンサンミッシェルに行きました。
バスの運転手さんは、乗車の際、全員に「モンサンミッシェルでのホテルは予約済」かどうかを訊いていました。戻るバスがもうないわけですね。
全員答えは「ウィ!」でした。全員と言っても、10人くらいだったかな~。
到着したのはもう夜だったけど、まだまだ明るかったので島内をぶらぶらするのには、全然OK!しかも宿泊客以外の人々が帰った後で、ゆったり
した気分が味わえます。

「モンサンミッシェルとその湾」として世界遺産に登録されているそうです。
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泊まったホテルです。別館でした。この青いドアを開けると、さらにドアがあり、そこがお部屋です。確か2室あったはず。

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部屋のテラスです。

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レ・テラス・プーラール Les Terrasses Poulard の看板がありますが、 泊まったホテルはここではなく、
オーベルジュ・サンピエール Auberge Saint Pierre です。湾ビューをリクエストしてよかったです。

2 につづく
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by pinkfleur | 2009-11-09 01:32 | モンサンミッシェル
2009年 11月 07日

王妃の劇場  - Le théâtre de la Reine -


マリー・アントワネットの劇場は、リシャール・ミックによって1779年夏完成。

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宮殿専属ガイドのツアーだと観客席に入れる。しかも座って説明聴けるんですね。いいな、私も参加したかったな。・・・次回ということで。

宮殿専属ガイドによるツアーはフランス語または英語のみ。
別の日に参加した、王のプライベートアパルトマンの英語ツアーガイドが、こちらのお兄さんだった。
写真ではわからないけど、このお兄さんイケメンです。(← 顔をまず、しっかり確認!常識!)



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黄金に輝く燭台は、実は漆喰に金メッキ加工を施したものだそうです!
1794年以降、いろいろな物が売られてしまったけれど、こちらは本物の金ではないという理由から売れ残り、現在に至ったということです。

また、右側の壁はナポレオンの時代は修復にかけるお金がなく、「壁紙」で済ませたそうです。
その時の壁紙の色はブルーで、後にルイ・フィリップ(後述)が赤に変えたそうです。流行とかもあったのでしょうね。

アントワネットの時代を偲ぶことができるのは、金メッキの燭台と舞台装置(これがまた実にすばらしくよくできています)くらい・・・と言っても過言ではないでしょう。
写真ではわかりづらいですが、壁や手すり、座席に張られたベルベットや、シルクの布までが売られてしまったそうですから・・・。



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舞台の上、正面に見える金色に輝く M と A (が重なっている)のモノグラムは、マリー・アントワネット(Marie-Antoinette)のイニシャルだと思いがちだけど
現在あるのはルイ・フィリップ王妃マリー・アメリー(Marie-Amelie)を指しているそうです。

ルイ・フィリップは、ルイ16世の裁判で死刑に1票を投じたオルレアン公(またはフィリップ・エガリテとも言われている~このオルレアン公も処刑される~)の息子。
マリー・アメリーは、マリー・アントワネットの姉マリア・カロリーナ(ナポリ王妃)の娘。
しかしこの二人の結婚、マリア・カロリーナはよく許したな・・・って思う。彼女(カロリーナ)にしてみれば妹夫婦の敵・・・の息子と自分の娘が結婚するんだものね。
いろいろ複雑だったんだろうな。

このルイ・フィリップって人(写真がない残念)は、髪型がリーゼントっぽくて笑いのツボなんですけど・・・私だけ???
さらに昔の上司に似ていて・・・笑・・・(注:上司はリーゼントではありません)

モノグラムに話を戻します。
最初はマリー・アントワネットのモノグラムがあったそうですが、ナポレオン1世が再婚相手のマリー・ルイーズ(ハプスブルグ家出身、マリー・アントワネットの兄
レオポルト2世の息子の娘、つまり甥っ子の娘。)の為に、双頭の鷲に取り替えたそうです。双頭の鷲はハプスブルグ家の紋章です。

その後、ルイ・フィリップがマリー・アメリーの為に MA のモノグラムを再設置したとのことです。



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ダーッと、ダッシュしてみたくなりますね・・・。こうして見ると、バラと葉の赤い色が、差し色っぽくてきれいです。


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マリー・アントワネット以降、マリー・ルイーズ(ナポレオン1世妃)、マリー・アメリー(ルイ・フィリップ王妃)そしてマリーアントワネットの遺品の収集家でも有名な
ウジェニー皇后(ナポレオン3世妃)まで、愛され続けた小さな劇場。でした。
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by pinkfleur | 2009-11-07 02:29 | マリーアントワネットの離宮
2009年 11月 02日

生誕254年  - Bon anniversaire -


おめでとうございます。

マリー・アントワネット生誕254年・・・といってもピンと来ません!

1755年11月2日オーストリア、ウィーンにあるホーフブルグ宮(王宮)で誕生。

今日はアントワネットの肖像画、私のお気に入りをUPしたいと思います。

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" L'Archiduchesse Marie-Antoinette d'Autriche " Joseph Ducreux 画 1769年
「オーストリア大公女 マリー・アントワネット」 


こちらは、私が一番好きな肖像画です。いつ入手したのか忘れた絵ハガキ、をデジカメで撮りました。

結婚(1770年)前、フランスに贈られた「髪をフランス風に結い上げ、美しくほほ笑む」肖像画を見て、ルイ15

世は、これぞ未来の王太子妃(自分の孫の嫁)と、とても気に入ったそうです。



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" Marie-Antoinette en habit de chasse " Joseph Krantzinger 画 1771年
「狩猟服姿のマリー・アントワネット」


レプリカがオーストリア、ウィーンにいる母マリア・テレジアに贈られ、彼女も大変気に入っていたそうです。

こちらは、2008年4月パリのグランパレで開かれていた「マリー・アントワネット展」に行った際、購入した図録

から一枚パチリ。

図録には ↑ の様に、手の先まで載っていませんが、実際はグローブをはめ、鞭を持った手の先まで描かれて

います。

赤い華やかな衣装が、まだ若い(というよりは幼い。この頃15,6歳)彼女にぴったりです。

少しすました彼女の表情が、とても愛らしいです。中の花柄のベストもオシャレです。



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" La Dauphine Marie-Antoinette " Joseph Ducreux 画 1770年
「王太子妃マリー・アントワネット」


すみれ色のドレスと、頭と首に付けている優しい淡いピンク色のリボンが、彼女の綺麗な肌をさらに際立たせ

ていると思います。

王族にしか許されていなかった "てん" の毛皮が縁取りされたブルボン家の紋章(百合)入りのコートを纏っ

ています。

衣装からロイヤルファミリー、正式な王位継承者(の妃)と認められていることがわかります。

2008年4月ヴェルサイユ宮殿を訪ねた時、私と入れ違いに肖像画は日本の京都と東京で開かれていた

「japan 蒔絵」展に出展されていました。

東京のサントリー美術館で、対面した時は本当にうれしかったです。

展示されているスペースが、ほわっと柔らかい光に包まれていて、不思議と蒔絵と調和していました。

なぜ、この絵が蒔絵展に選ばれたのか、わかるような気がします。

その蒔絵展で絵ハガキになっていたのを購入、デジカメでパチリ。



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" La Dauphine Marie-Antoinette " Peintre du Cabinet du roi 画 1770年
「王太子妃マリー・アントワネット」   
作者は王のお抱え画家の誰か、のようです。


こちらも上記と同じ1770年、ブルボン家に嫁いですぐ描かれたということですね。

ヴェルサイユ宮殿でルイ16世の王太子時代の肖像画と並んで飾られています。2008年10月訪問時撮影。

まだまだあどけなさの残る、本当にかわいらしい一枚です。



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 " Portrait de la reine Marie-Antoinette en costume de chasse " Adolf Ulrik Wertmuller 画 1788年
「乗馬服に身を包んだ王妃マリー・アントワネットの肖像」
                            
       
急に年を取ったアントワネットが出て来た感じですよね(笑)しかもピンボケ・・・ごめんなさい。

マリー・アントワネットのプライベートアパルトマンに飾られています。2008年10月訪問時撮影。

スウェーデン人画家ヴェルトミュラーは1785年に、王妃と彼女の娘マダムロワイヤルことマリー・テレーズと

息子の王太子ルイ・ジョセフの三人一緒の姿を描いていますが、評判はあまりよくなかったようです。

というのも、王妃があまりにも自然に描かれ過ぎており、威厳さが欠けていて、顔があまりにも本人に

忠実に描かれているという、わけのわからない(現在では)理由で・・・。

ただ、当の王妃本人が、ヴェルトミュラーに再び絵を依頼(しかも肖像画!)しているところをみると

気に入っていたのでしょうね。

2008年1月東京都美術館で開かれた「ルーブル美術館展」で、初めて見ました。そして同年10月

ヴェルサイユ宮殿のマリー・アントワネットのプライベートアパルトマンで再発見した時は

ああ普段はここに飾られているんだな、と感慨深いものがありました。

本人にかなり似ていると言われていて、確かに美人ではありませんが、とてもチャーミングだと私は思います。


以上、私のベスト5(今のところ)でした。
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by pinkfleur | 2009-11-02 23:59 | アントワネット関連・人・事