ヴェルサイユの花 ~Fleur de Versailles~                         

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カテゴリ:マリーアントワネットの離宮( 7 )


2011年 10月 23日

プチ・トリアノン

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ここはプチ・トリアノンの王妃のお部屋です。
プチ・トリアノンはいわゆる王妃の邸宅、家です。




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可愛らしい矢車菊とバラの模様のファブリックに
アントワネットのセンスのよさが伺えます。




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人が入らないように写真を撮るのに骨が折れました・・・(ホントにじゃないですよ)
だってもんのすご~~~い人なんですもの・・・!




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しきたりずくめで常に誰かがいる宮殿の豪華なベッドより
ここでひとりで目覚める朝は気持ちよかったでしょうね。




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テーブルの上にパールのイヤリングが置かれていて
まるで王妃が忘れている、かのような
なんとも心憎い演出だな、と思いました。
(あとで係の人が取りに来てました)
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by pinkfleur | 2011-10-23 22:15 | マリーアントワネットの離宮
2010年 07月 24日

プチトリアノンでの夕食会


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プチトリアノン 2008年秋撮影



フランス革命勃発のほぼ一年前の今日、1788年7月24日木曜日
プチ・トリアノンで開かれた夕食会のメニューを紹介します。



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プチトリアノン 大食堂の間



The Old Foodie さんというオーストラリア在住イギリス人の方のブログで
このメニューを知ることができました。



いろいろ調べていくうちに、ゴンクール兄弟(ジュールの方)が
" Deux repas royaux " (王家の2つの食事)と題して
「ルイ15世」と「マリー・アントワネット」のメニューを紹介しているものだと判りました。



私が訳したもの(古典料理で訳しきれなかったものもありますが)ですが
今日、プチトリアノンで王妃が囲んだテーブルを彩り飾った料理の数々を
どうぞお楽しみ下さい。



Bon appétit !



QUATRE POTAGES スープ4点 

・Le riz  お米入り
・Le Scheiber  これが何かわかりませんでした。現代では人の名前(苗字)のようですが。 
・Les croutons aux laitues  クルトンとレタス
・Les croutons unis pour Madame  クルトン・ユニ マダムのために
 ↑ こちらもよくわかりませんでしたが、unis は音楽のユニゾン(全員一斉に)
という言葉があるので、たくさんのクルトン(笑)
ということで、クルトンたっぷりスープ、と勝手に思っています。

そしてマダム、ということはここで一番偉い人(他に誰がおるねん??)を指すはずですので
女主のアントワネットへのメニューだと思われます。

スープのクルトン、好きです。
アントワネットも好きだったのかな~。だとしたらうれしい♪




DEUX GRANDES ENTRÉES アントレ大2点

・La pièce de bœuf aux choux  牛とキャベツの煮込み
・La longe de veau à la broche  仔牛の腰肉串焼き




SEIZE ENTRÉES アントレ16点

・Les pâtés à l'espagnol  スペイン風パテ
・Les côtelettes de mouton grillées  仔羊の骨付き背肉のグリル
・Les hatelets de lapereaux  仔兎の飾り串焼き
・Les ailes de poulardes à la maréchale  雌鶏の手羽ア・ラ・マレシャル
・Les abatis de dindon au consommé  雄七面鳥のガラ(臓物や頭・脚から煮た)のコンソメ
・Les carrés de mouton piqués à la chicorée  羊の骨付背肉チコリ刺し
・Le dindon poele à la ravigote  雄七面鳥のポワレ ラビゴートゥソース
・Le ris de veau au papillote  リ・ド・ヴォー(仔牛の胸腺肉)紙包み焼き
(焼き上がり時包みが大きく膨らむ)← これおいしそう!

・La tête de veau sauce pointue  仔牛の頭 ソース・ポアンチェ
・Les poulets à la tartare  若鶏のア・ラ・タルタル(タルタルソース)
・Le cochon de lait à la broche  仔豚(乳飲み豚)の串焼き
・La poule de Caux au consommé  コウ産雄鶏のコンソメ
・Le caneton de Rouen à l'orange  ルーアンの仔鴨オレンジ煮
(ドミグラスソースで蒸し煮した仔鴨にオレンジ果汁、ゆがいたオレンジとレモンの皮の千切りを入 れたドミグラスソースをかけ、皮をむいたオレンジの身を周りに飾った料理)
 
・Les filets de poularde en casserole au riz  若雌鶏のささみと米煮込み
・Le poulet froid  冷製若鶏
・La blanquette de poularde aux concombres  若雌鶏のブランケット、きゅうり添え




QUATRE HORS-D'ŒUVRE 前菜4点

・Les filets de lapereaux  仔兎のフィレ肉
・Le carré de veau à la broche  仔牛の骨付き背肉串焼き
・Le jarret de veau au consommé  仔牛のすね肉のコンソメ
・Le dindonneau froid  冷製仔七面鳥




SIX PLATS DE ROTS 焼き物6点

・Les poulets  若鶏
・Le chapon pané  去勢鶏の衣つけ
・Le levraut  仔野兎
・Le dindonneau  仔七面鳥
・Les perdreaux  しゃこ
(いや~しゃこ食べてたんだね...。私の父が結構好きで子供の頃よく食べさせられました。笑)
・Les lapereaux  仔兎




SEIZE PETITS ENTREMETS アントルメ16点

残念ながらアントルメのメニューが載っていなくてわからず・・・です。



それにしてもどれもこれもおいしそう~。 あ、牛の頭とかはあかん・・・。
でもあんまり分ける意味がないようなラインナップだね。(苦笑)
量はそれぞれ違っていたんだろうけどね。



アントワネットは何を食べたんだろう。



The Old Foodie さんは、ルーアンの鴨の胸肉は大きいので
王妃には立派なものが提供されたはず、と書いておられます。



鶏肉が好きだったから、やっぱり「鶏」かな。
でも私は今日「豚」を食べたよ。



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アントワネットの時代のものに修復・復元された台所   2008年秋撮影♪



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料理人たちが腕をふるってたんだね~。



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大食堂の間

ここでこの夕食が取られたんだろうな~。



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同じく大食堂の間のシャンデリア

ごっそさんでした!(メニュー見ただけで満腹!笑)
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by pinkfleur | 2010-07-24 19:30 | マリーアントワネットの離宮
2010年 02月 11日

Le Pavillon Français

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マリー・アントワネットも魅せられた、ルイ15世様式の優雅な建物


通称 フランス館  " Le Pavillon Français "


1750年建築家ガブリエルによって建てられました。 



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プチ・トリアノンから見た 「フランス館」



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プチ・トリアノンの目の前に拡がる 「フランス式庭園」 の先に


「フランス館」 が建っています。



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寝室・衣裳部屋・台所・料理保温室の4つの小さな部屋が囲む


円形の大きな広間から成り立っています。


窓越しに美しい内部の様子が、今も充分伝わってきます。



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外観は今ではすっかり 「侘び・寂び」 感がたっぷりなフランス館ですが


アントワネットがお気に入りだった当時


エレガントなこの館は、パーティーを開くのに最適な場所でした。 


王妃はここで食事会や、暑い夏の夜コンサートを開くのが好きでした。



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どんなコンサートだったのでしょう・・・想像力が掻き立てられます。


きっと王妃の好きな音楽が演奏されたのでしょうね。
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by pinkfleur | 2010-02-11 23:56 | マリーアントワネットの離宮
2009年 11月 07日

王妃の劇場  - Le théâtre de la Reine -


マリー・アントワネットの劇場は、リシャール・ミックによって1779年夏完成。

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宮殿専属ガイドのツアーだと観客席に入れる。しかも座って説明聴けるんですね。いいな、私も参加したかったな。・・・次回ということで。

宮殿専属ガイドによるツアーはフランス語または英語のみ。
別の日に参加した、王のプライベートアパルトマンの英語ツアーガイドが、こちらのお兄さんだった。
写真ではわからないけど、このお兄さんイケメンです。(← 顔をまず、しっかり確認!常識!)



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黄金に輝く燭台は、実は漆喰に金メッキ加工を施したものだそうです!
1794年以降、いろいろな物が売られてしまったけれど、こちらは本物の金ではないという理由から売れ残り、現在に至ったということです。

また、右側の壁はナポレオンの時代は修復にかけるお金がなく、「壁紙」で済ませたそうです。
その時の壁紙の色はブルーで、後にルイ・フィリップ(後述)が赤に変えたそうです。流行とかもあったのでしょうね。

アントワネットの時代を偲ぶことができるのは、金メッキの燭台と舞台装置(これがまた実にすばらしくよくできています)くらい・・・と言っても過言ではないでしょう。
写真ではわかりづらいですが、壁や手すり、座席に張られたベルベットや、シルクの布までが売られてしまったそうですから・・・。



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舞台の上、正面に見える金色に輝く M と A (が重なっている)のモノグラムは、マリー・アントワネット(Marie-Antoinette)のイニシャルだと思いがちだけど
現在あるのはルイ・フィリップ王妃マリー・アメリー(Marie-Amelie)を指しているそうです。

ルイ・フィリップは、ルイ16世の裁判で死刑に1票を投じたオルレアン公(またはフィリップ・エガリテとも言われている~このオルレアン公も処刑される~)の息子。
マリー・アメリーは、マリー・アントワネットの姉マリア・カロリーナ(ナポリ王妃)の娘。
しかしこの二人の結婚、マリア・カロリーナはよく許したな・・・って思う。彼女(カロリーナ)にしてみれば妹夫婦の敵・・・の息子と自分の娘が結婚するんだものね。
いろいろ複雑だったんだろうな。

このルイ・フィリップって人(写真がない残念)は、髪型がリーゼントっぽくて笑いのツボなんですけど・・・私だけ???
さらに昔の上司に似ていて・・・笑・・・(注:上司はリーゼントではありません)

モノグラムに話を戻します。
最初はマリー・アントワネットのモノグラムがあったそうですが、ナポレオン1世が再婚相手のマリー・ルイーズ(ハプスブルグ家出身、マリー・アントワネットの兄
レオポルト2世の息子の娘、つまり甥っ子の娘。)の為に、双頭の鷲に取り替えたそうです。双頭の鷲はハプスブルグ家の紋章です。

その後、ルイ・フィリップがマリー・アメリーの為に MA のモノグラムを再設置したとのことです。



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ダーッと、ダッシュしてみたくなりますね・・・。こうして見ると、バラと葉の赤い色が、差し色っぽくてきれいです。


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マリー・アントワネット以降、マリー・ルイーズ(ナポレオン1世妃)、マリー・アメリー(ルイ・フィリップ王妃)そしてマリーアントワネットの遺品の収集家でも有名な
ウジェニー皇后(ナポレオン3世妃)まで、愛され続けた小さな劇場。でした。
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by pinkfleur | 2009-11-07 02:29 | マリーアントワネットの離宮
2009年 10月 31日

愛の神殿  - Temple de l'amour -


アントワネットが愛した "愛の神殿"  Le Temple de l'amour
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総大理石の新古典様式のこの殿堂は、1778年リシャール・ミックによって建てられた。
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こちらはブーシャルドンの傑作 「ヘラクレスの棍棒で弓を作るキューピッド」 の、ムーシー作のレプリカだそう。
原型はルーブル美術館に納められている。(なぜ?)
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そうか、弓を作ってらっしゃるのね。 ・・・で、誰に矢を放つのでしょうか?
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コリント式の柱頭、丸天井の外側や内側には、デシャンの彫刻が施されている。 私の拙い写真では分かりづらくて申し訳ないけれど、じっくり見てほしい、繊細で美しい彫刻です。
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ちょうど、プチトリアノンが正面に見える。
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プチトリアノンの寝室から、この眺めを好んだアントワネット。(窓が開いていたら・・・) こちらだけ2008年11月撮影 他は2008年4月
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時が永遠に止まってしまったみたい。
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by pinkfleur | 2009-10-31 17:22 | マリーアントワネットの離宮
2009年 10月 30日

トリアノンの風景  - Paysage du Trianon -


1789年10月5日パリから群衆がヴェルサイユに向け行進しているとの一報が、マリーアントワネットの耳に入った時、彼女はトリアノンを散歩中だった。

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Le Rocher et Le Belvedere 岩山とベルヴェデレーレ(見晴らし亭)



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Le Belvedere ベルヴェデーレ(見晴らし亭)



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Le Rocher 岩山



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せっかくなので、あまりクローズアップされることがない(と思う)岩山をUPします。
ここを歩くのは楽しい。



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Des jardins anglo-chinois 英中折衷庭園

英国と中国折衷の庭園は、ジャンジャックルソーの "自然回帰" からインスピレーションを得た建築家リシャール・ミックと画家ユベール・ロベールによって、
アントワネットが子供時代を過ごした懐かしい風景が再現されている。



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Le Temple de l'amour 愛の神殿

夕陽に映えた "愛の神殿" の姿はこの世のものとは思えないほど、幻想的だった。まぶしいよぅ。

急な知らせを受け、すっ飛んで宮殿へ戻ったアントワネット。まさかもう二度とこの景色を観ることができないとは、まったく想像しなかったんだろうな・・・。
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by pinkfleur | 2009-10-30 01:33 | マリーアントワネットの離宮
2009年 10月 15日

村里 Hameau   - 王妃の家 Maison de la Reine -

こちらも2008年4月に訪れた「マリーアントワネットの離宮」のアモー(村里)

プチトリアノンや王妃の村里を総じて "Le domaine prive de Marie-Antoinette" マリーアントワネットの離宮と呼ぶ。
いつの間にか、こう呼ばれるようになっていた。

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水車小屋

ここに来たのは何年ぶりだろう。うわっ、数えたくないくらい久しぶり!前回は2月、真冬だった。

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こちらが王妃の家。1783年夏に建てられた。

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お花が飾られている。

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わっ!かなり傷んでる!とてもじゃないけど、階段としては無理・・・!
現在ヴェルサイユ宮殿は大掛かりな修復工事中だけど、ここ村里も改修されるよね?
この階段をいつか上って、王妃の家の中に入ってみたい!

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上に登れないから、せめて下から・・・

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いろんな角度から撮っておこう。

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この右側のアイビーまみれとなっている、お家の一部、かわいくありませんか?何か住んでる?
甲子園球場を思い出す。確か工事中でしたっけ。アイビーのコピーが壁面に貼られていたような気が・・・。

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と、入り口発見。一応門扉をガチャガチャ(こらっ!)やっぱり開かない。

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思いっきり寄って、中を見る。ここから出入りしていたのだろうね。
今となっては古ぼけて、さびれてきてるけど、こういうのを目の当たりにすると、ゾクゾクっとしてしまうのは私だけ??

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家の裏も廻ってみる。

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お庭

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晴れたり、曇ったり、雨が降ったり・・・の繰り返し。
晴れてるアモーはもちろん美しい。だけど、曇天のアモーは詩的でもっと好き。
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by pinkfleur | 2009-10-15 18:38 | マリーアントワネットの離宮