2011年 10月 27日
アントワネットの浴室 湯を浴びたアントワネットはこのベッドで休んでいたようです。 こちらは一般公開はされていません。 プライベートアパルトマンツアーで見学可能です。 場所はヴェルサイユ宮殿、王妃の内殿1階です。 いろいろな人が証言を残しているように、 マリー・アントワネットは清潔好きでした。 不潔極まりなかったヴェルサイユとは 好対照の実家・オーストリアの宮廷は清潔そのもので、 そこで育ったアントワネットが清潔好き、になるのも自然なことです。 彼女の母マリア・テレジアは、子供達に 「自身の体は自身できれいにすること」 と教育しています。 当時、お風呂に入る習慣などなかった時代ですが 特にフランス人はお風呂に入らなかったようです。 ゆえにあれだけ香水が発達したのかしら・・・? (災い転じて福となす・・・?) 中世以降、動物性のきつい香りが病気除けになるとかで 貴族たちは香水玉に入れて持ち歩いていたんだとか。 なんだかかえって具合が悪くなりそうですが。 アントワネットが来るまで、フランスではムスクなど 動物性香料が当り前とされてきましたが 花の自然な香りを好む彼女が植物性香料を作らせました。 ちなみにルイ16世も清潔好きで 狩りの後は必ずお風呂に入っていたそうです。 朝、沐浴後のアントワネットとルイ16世が結ばれて 第1子マリー・テレーズを妊娠した、と何かで読んだのだけど。 ・・・このベッドだったのかしら・・・ 彼女が眺めたであろう、傘の中。 こういうのがとっても気になるんです、私。 彼女が見たものを同じ様に見てみたい。 薄いネグリジェのようなものを着て入浴していました。 ショコラを飲みながら、など。 肝心のバスタブは残っていなくて、これはバスタブがあった跡。 そしてこちらは toilettes (トイレ) です。 大理石で寒々しい感じがするバスルームですが 日当たりはとてもよかった。 なんでも欧米人は肉食ゆえ、熱性体質だとか。 だから熱いお風呂などもってのほか、なんだそう。 寒い日でも半袖半パン、裸足みたいな人いますものね。 そして狩りがいつでも成功するわけではなく 次はいつ食べれるかわからないから 体が少しずつ肉を消化して、力を温存しようとした DNAが残っていると聞いたことがあります。 確かにサッカーでも、スタミナが切れにくい。 最後の最後に粘り強さのようなものを見せてくる。 ジビエなんて私はダメなんですが 今は季節なんですよね・・・。 さあ今夜も温かい湯船につかって寝ます。 おやすみなさい。
by pinkfleur
| 2011-10-27 22:36
| 王妃のプライベートアパルトマン
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