2010年 05月 16日

マリー・アントワネットと王太子ルイ・オーギュストの結婚式


1770年5月16日 今から240年前の今日、ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂にてマリー・アントワネットと
王太子ルイ・オーギュスト(ルイ16世)の結婚式が執り行われました。

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こちらが王室礼拝堂。 建築は宮殿と同じく ジュール・アルドゥアン・マンサール氏 1710年完成。


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ヴェルサイユ宮殿専属ガイド(仏語または英語)の案内で2008年秋、一般非公開の王室礼拝堂の内部を
見学しました。 
専属ガイド付きツアーでないと中に入ることはできません。


通常礼拝堂は、一階か二階の入り口から中を覗くのが精一杯です。(しかも人の頭ばっかり・・・!) 
お時間のある方は、ぜひ一度、専属ガイド付きツアーで非公開の部屋等を訪問されることをお薦めします。
18世紀へタイムスリップすること請け合いです。


見学した時、いよいよ夢にまで見た王室礼拝堂に入れる! 
アントワネットが、ルイ16世が、そしてルイ15世や王家の人々が歩いた同じ場所を歩くことができるなんて!
という思いで一杯でした。 


ドキドキしながら、でも気を引き締めて、一歩一歩噛みしめるように礼拝堂を歩きました。


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太陽の光が燦々と差し込む礼拝堂は、彩りどりを添えるように着飾った大勢の貴族たちでひしめき合っていました。 さぞかしきれいだったことでしょうね。


この日ヴェルサイユ宮殿には6000人もの貴族たちが集まったそうですが、礼拝堂に入ることが許されたのはわずかに過ぎません。


彼らの視線はただ一点、未来の国王ルイ16世と未来の王妃マリー・アントワネットに注がれたことでしょう。


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フレスコ画が美しい天井。 穴が開いているのはシャンデリアの跡ですね。


図録 MARIE-ANTOINTTE(仏語) では、結婚式の模様をクロイ公爵の日記から一部、引用しています。


訳してみました。


セレモニーは、5月16日の13時から14時の間、ランスの大司教によって執り行われました。


まずルイ15世が先頭に立ち、王子たちを先導します。 
続いて王太子ルイ・オーギュストと彼に手を携えたマリー・アントワネットが入場します。
さらに70人の貴族たちが後に続きます。


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ここを歩いたんだとしみじみ思いました。


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ブルボン家歴代国王のファーストネーム LOUIS(ルイ)の頭文字 L が見えます。


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天使も祝福したんだろうな。


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祈祷台まで来ると国王は退き、35人の既婚の貴族女性たちと青綬を着けた男性貴族たちが新郎新婦を囲み進行を手伝い、ランスの大司教による結婚式は滞りなく終了します。


ブルボン家とハプスブルグ家、この両家の縁組はどちらかが優位というわけでもなく、非常にバランスのとれたもので、この日この上もない豪華で厳かで、そして優雅な世界が繰り広げられました。


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その様子が描かれた一枚  

" Cérémonie du mariage de Louis Auguste, dauphin de France, avec l'archiduchesse
Marie-Antoinette " 

" 王太子ルイ・オーギュストと王太子妃マリー・アントワネットの結婚式 "   ヴェルサイユ宮殿蔵

作者(デッサンのみ)Claude Louis Desrais  図録 " MARIE-ANTOINETTE " rmn刊 より


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人気(ひと気)のない現在の王室礼拝堂からはなかなか想像できませんが、花嫁のアントワネットは言うまでもなく、王太子ルイ(ルイ16世)や兄弟姉妹、ルイ15世たち、おば上たちの正装した姿はさぞ美しかったことでしょうね。


タイムマシーンがあったら覗いてみたい光景のひとつです。
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by pinkfleur | 2010-05-16 22:21 | ヴェルサイユ宮殿


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