ヴェルサイユの花 ~Fleur de Versailles~                         

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2010年 02月 07日

ルイ15世からの贈り物

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こちらの美しいグラス入れは、「マリー・アントワネットと王太子ルイ・オーギュスト(ルイ16世)」の婚約記念に、
ルイ15世からマリア・テレジアに贈られた磁器のセットのひとつです。


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色鮮やかで、今なお艶々していて、手にとって触りたい衝動に駆られました。


フランス・セーブル磁器について・・・
ルイ15世の治世下、1738年ヴァンセンヌに王室御用達磁器製陶所が作られました。


美しい磁器を好んだポンパドゥール夫人の勧めによりルイ15世は、1756年ヴェルサイユと彼女の邸ベルヴュー城の近く、
セーブルに窯を移します。
1759年には、セーブル王室製陶所となります。


その後、ポンパドゥール夫人の尽力も大きく、セーブル磁器の芸術が花開き、美しく優雅な磁器が次々と作り出されました。
この頃、「ポンパドゥール・ローズ」 や 「王者の青」 といった磁器の色が誕生しています。


しかしフランスの磁器は軟質陶土だったため、発色がよく色鮮やかな反面、繊細で割れやすいというのが欠点でした。
そして1767年、硬質磁器の原料となる 「カオリン」がリモージュで発見され、1772年頃から硬質の磁器生産が始まります。


豊かな彩色と強度の両方を兼ね備えることに成功したセーブル磁器は、さらに目覚ましい発展を遂げ現在に至ります。


今日では、年間6000ピースという限定された数だけ生産されているセーブル焼きは、フランス国家機関用や
外国への贈答品用として使われています。
世界の中でも、希少性の高い陶磁器と言われる所以ですね・・・。


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マリー・アントワネットの胸像は、ルイ16世が即位し王妃となった記念に、マリア・テレジアに贈られました。(・・・だったはず)


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これらの品々は、ウィーン・ホーフブルグ王宮で見てきました。 ものすごい数の磁器や食器の美しさに目も眩みます・・・。


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マリア・テレジアが、実際使用していたナイフ・フォーク類です。


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手前がマリア・テレジア、奥が夫の神聖ローマ皇帝フランツ1世が使用していたものです。 旅行用です。
ドイツ語で KAISERIN(皇后) KAISER FRANZⅡ(皇帝フランツⅡ世)のプレートが見えます。


本当に使ってたんだな~と、ガラスに張り付いていついつまでも眺めてしまいました。
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by pinkfleur | 2010-02-07 23:57 | オーストリア


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